
独立開業を考える人にとって気になるのが失業保険を貰えるのかという問題。
人によって意見がばらばらでどれを信用していいか分からない!ということで本丸に聞きに行ってきました!
回答としては失業保険をもらえるようですね。詳しくお話ししていきましょう。
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開業届と失業保険の関係は変わっていくのでハローワークに確認する事
まず大前提として、インターネット上の情報を絶対に鵜呑みにしないでください。
「失業保険 開業」と調べると出てくる情報はどれも1年以上前の古いものばかり。
年々仕組みが変わっていく失業保険のルールに対応できていません。
確かに昔は「開業届を出す=失業状態でない」とみなされ、失業保険の給付対象外になったのでしょう。
しかし、それが今現在も適用されているとは限りません。
むしろ1年経過したらルールは180度変わっていると考えましょう。
今回、僕が話す情報もすぐに古くなります。
なので、1つの予備知識にとどめておき、必ずご自身でハローワークに確認をしましょう。
失業保険受給の大原則は転職活動メイン
とはいえ、絶対に変わらないルールもあります。
失業保険とは次の会社に就職するまでのつなぎであり、就職した段階で打ち切られます。
それはサラリーマンも個人事業主も関係ありません。
働いている状態になった時点で失業保険の受給資格は喪失します。
そして、その目安が就職活動です。これをしないと不要なんだなと判断されます。
面接を最低2回は受ける義務があるというのがそれに当たります。
個人事業主は判定が曖昧なのですが、収入により支給額が変わるので要確認です。
転職活動がメインならば開業届も問題なし
大原則を守っていれば、後は関係ありません。
僕自身、転職活動メインで動いており、良い会社が見つかればそこで働きます。
その繋ぎとして、開業届を出して副業をしても受給資格喪失とはなりません。

そう、一切ありません。ハローワークの職員曰く好きにして下さいだそうです。
年休消化中だろうが失業中だろうが好きな時に取ってよいんですよ。
そもそも開業届の主目的は税控除を大きく受けられる青色申告を出すため。
税控除の旨みを得るぐらい稼いでいるならば失業保険は不要ですし(流石にそれで副業とは言えないです)、
お小遣い程度の稼ぎならば開業届も形だけのものでしかありません。
お小遣い程度の場合、そもそも開業届を出すメリットはあるのかという話にもなりますけどね。
大事なのは嘘をついたり隠したりしないこと
人によっては開業届を出したことを黙っておけばよいと言ってきます。
が、それは止めましょう。相手は国です。バレた時のリスクが大きすぎます。
せめて僕たちにできるのは事前に情報を信頼のおける場所から聞いておくこと。
その時に未来の予定を包み隠さす話すのです。
僕の場合はこんな感じで話しました。

- 有休を消化したら本格的に転職活動を開始する。
- 決まるまでの貯金が不安なので、開業届を出して副業をしたい。
- それで失業保険をもらえないと本末転倒だが大丈夫なのか。
それに対しての回答はこんな感じです。

- 原則は禁止だが、転職活動がメインならば可能。
- 年休消化中に開業届を取っても構わない。
- ただし、副業で取得した収益はしっかりと申告する事。
含みを持たせた言い方ですが、何度も確認して「もらえる」という言質を頂きました。
ただ、ずっと前から事業をしている場合は分かりませんので、ハローワークに聞いてみてください。
県によって対応が異なるかもしれない
今回、僕は福岡県のハローワークで確認をしてきました。
職員によると全国で見解は同じとのことですが、違いますよと回答を受けた人もいるようです。
【失業手当・失業保険】個人事業主の開業届を出したら受給資格はどうなる?
また、ハローワークのホームページに不正受給の典型例がありますが、開業届を出すとどうなるかが書かれていません。特に以下の文ですが、
自営や請負により事業を始めているにもかかわらず、「失業認定申告書」にその事実を記さず、 偽りの申告を行った場合
申告をしていないのはアウトですが、申告をしたらセーフなのかが分からない。
結局、各県の裁量に任されていると考えた方がよさそうです。
失業保険は受け取れるのでトライしよう!
まだ僕は在職中ですので、実際に申請をするのは4月以降です。
その結果は改めてご報告しますが、貰えるのは間違いないみたいですね。
万が一、やっぱダメと言われても廃業届を出せば何とかなる事例があるようです。
開業届を出していても失業保険をもらう方法!?「失業の状態」になれば開業していても失業保険をもらえる!?
この情報も古そうなので、現在はどうなるか分かりませんが・・・。
とはいえ、大事なのは諦めない心。国の制度を理解して生きていかねばなりません。
さあ、くいっぱぐれ無いように生きていきましょう!